こんにちはのり柴です。
RTX4070Tiを買っちゃいました!
はい、というわけで前回の記事ではPCケースをASUSのコンパクトケース「AP201」に交換した記事を書いたわけなんですが、その後新たに色々とパーツを交換してしまいました。
今回はその中でも一番の目玉商品となるASUS「TUF GAMING RTX4070Ti」のベンチマーク結果や「APEXLEGENDS」、「Steam版 バイオハザードRE4」の実際のゲームでのパフォーマンスなどのレビューを中心に、その他にも購入したパーツを紹介していきたいと思います。
この記事は以下のような方の参考になれば幸いです。
- ASUS TUF GAMING RTX4070Tiの性能が知りたい。
- バイオハザードRE4を4K解像度で遊ぶ際のおすすめグラフィック設定を知りたい。
- PCを自作する際のパーツ選びの参考にしたい。
過去最高額のPCパーツかも
最新の自作PCの外観
まずは最新の自作PCの外観とケース内部を御覧ください。
前回よりもさらに光量が少なくなりました。
自作PCは光らせてなんぼ・・そう思っていた時期が俺にもありました
交換したパーツの一覧
今回交換したパーツは以下のとおりです。
部位 | 新しく買ったパーツ | 役目を終えたパーツ |
---|---|---|
グラボ | 【ASUS】Geforce RTX4070Ti TUF GAMING 12GB | 【ASUS】GeforceRTX3060Ti ROG STRIX 8GB |
マザボ | 【ASUS】ROG STRIX B660-G | 【ASUS】ROG STRIX Z690-I |
CPUクーラー | 【DeepCool】 AK500 | 【サイズ】風魔弐RevB |
電源ユニット | 【FSP】Hydro GT PRO ATX3.0(PCIe5.0) 1000W | 【ASUS】TUF GAMING 1000W GOLD |
メモリ | 【Gskill】TridentZ 5600 64GB(16GBx4) | 【Gskill】TridentZ 5600 32GB(16GBx2) |
サブストレージ | 【Crucial】2TB m.2 SSD | 【Crucial】2TB SSD |
もはやNR200Pだったころの面影はほとんど残っていません。
完全に生まれ変わっとるがな
各パーツの紹介
【グラボ】ASUS Geforce RTX 4070Ti TUF GAMING OC12GB
まずは一番の性能アップ(出費)となったグラボから紹介していきます。
今回チョイスしたのはASUSの「RTX 4070Ti TUF GAMING」です。
いままで、RTXシリーズは、RTX2060S、RTX3060Ti、と渡り歩いてきて、いずれもROGシリーズを買っていたのですが、今回は初めてTUFシリーズのグラボを購入しました。
TUFを選んだ理由。
ROGシリーズ4000番代のスーパー筆箱的な見た目が嫌だったのと、サイズがデカすぎたので、価格も1万円ほど安かったTUFを選びました。(購入時の価格は14万円くらいでした。)
TUFの外観はかなり硬派なデザインになっています。
LEDもロゴの部分とその下にあるラインが光るだけとかなり控えめで結構気に入ってます。
サイズに関しても全長が305mmと控えめな長さになっていて、コンパクトなケースにも余裕をもって取り付けられる点もGOODです
交換前のROG3060Ti(318mm)よりも短くなっていますが、厚みはTUFのほうがあります。
FF14ベンチマーク
RTX4070TIの性能を「FF14ベンチマーク」を使用して、以前計測したRTX3060Tiと比較してみました。
計測環境は以下のとおりです。(一部3060Tiで計測したときと環境が異なる部分がある点ご留意くださいませ。)
- OS:Windows11 pro
- CPU:Intel Core-i5 12600K
- メモリ:64GB
- PCケース:ASUS Prime AP201
- 室温:26℃
- 0db FAN機能:オフ(0db FAN機能については後述)
計測結果は以下のとおりです。
RTX4070Tiのスコアは「16000」ジャストでした。
RTX3060Tiのときのスコアが大体「10000」くらいだったので一気に60%近くはね上がりました。
温度はアイドル時で「30℃」前後、FF14ベンチ実行時の最高温度は「70℃」でした。
スコアも冷却性能もかなり優秀です。
APEX LEGENDS
次に実際のゲームでのパフォーマンスもみていきます。
まずは最近あんまりやってないAPEXです。
以下の4パターンのFPSを計測してみました。
- グラフィック設定「最高」 訓練場で何もしていない時
- グラフィック設定「最高」、バンガロールで煙を2回+ウルトを使用した時
- グラフィック設定「最低」 訓練場で何もしていない時
- グラフィック設定「最低」、バンガロールで煙を2回+ウルトを使用した時
結果は以下のようになりました。
グラフィック設定「最高」場合
待機状態 | 140FPS前後 |
ウルト使用時 | 70FPS前後 |
グラフィック設定を最高にすると、何もしない状態でギリ144FPSに届かない感じでした。
ウルト使用時は爆発が起こった際に数秒間70FPSあたりまで低下しますが、処理落ちを体感するほどではなかったです。
グラフィック設定「最低」
待機状態 | 144FPS |
ウルト使用時 | 85FPS前後 |
グラフィック設定を最低にすると、何もしない状態は144FPSに張り付きます。
ウルト使用時は最高設定よりも10~20FPSくらい高い状態になりました。
まとめると、APEXを4070Tiで4Kで遊ぶなら、
- グラフィック設定が最高でも120FPSくらいなら余裕。
- 最低にして遊ぶなら144FPSでも快適
という感じです。
バイオハザードRE4
次に先日発売された「バイオハザードRE4」Steam版での4K解像度のパフォーマンスを見てみます。
グラフィック設定に関しては、設定を下げても見た目が大きく変わらない部分だけ調整してあります。
各設定は以下のようにしてますので参考にしていただければ幸いです。
設定項目 | 設定 | 備考 |
---|---|---|
画面解像度 | 3840 x 2160 | |
ディスプレイ周波数 | 144Hz | |
フレームレート | 120FPS | 120FPS以上にしたい場合は「可変」を選択。 |
画面モード | フルスクリーン | |
垂直同期 | OFF | |
動画解像度 | 4K | |
レイトレーシング | 通常品質 | 反射や屈折などをリアルに計算する手法。RE4だとそこまで重くならないの通常品質に設定してます。 |
FidelityFX Super Resolution 2 | OFF | |
FidelityFX Super Resolution 1 | Balanced(バランス重視) | 画質は少し荒くなるけど、FPSが20くらい上がるのでONにしてます。2より1のほうが画質が綺麗な気がする。 設定を下げるとGPUの使用電力も下がるので、ファンも少し静かになります。 |
イメージクオリティ | ー | FidelityFX Super ResolutionがONだと設定不可。 |
レンダリング方式 | ー | FidelityFX Super ResolutionがONだと設定不可。 |
アンチエイリアス | ー | FidelityFX Super ResolutionがONだと設定不可。 |
テクスチャ品質 | 高:4GB | グラフィックメモリが黄色くならないくらいに設定。 |
テクスチャフィルタリング品質 | 高:(ANISO x2) | |
メッシュ品質 | 最高 | |
影の品質 | 高 | 「最高」と「高」だとほぼ違いがわからんので「高」or「中」で良さげ。 |
影のキャッシュ | ON | かなりFPSが向上するのでON推奨。 |
コンタクトシャドウ | ON | |
アンビエントオクルージョン | SSAO | |
ボリュームライト品質 | 高 | 「最高」と「高」だとほぼ違いがわからんので「高」or「中」で良さげ。 |
パーティクルライト品質 | 高 | |
ブルーム | ON | |
スクリーンスペースリフレクション | ー | レイトレーシングをONにしてると設定不可。 |
サブサーフェイススキャッタリング | ON | 肌をリアルに描画する設定。 処理重めだけど動いてると分からんのでOFFでもそんなに見た目に影響無いと思います。 |
ストランドヘアー | OFF | 髪をリアルに描画する設定。処理が重い上にOFFの質感のほうが好きなのでOFFにしてます。 |
欠損部位の表示 | ON | |
死体描画数 | 多い | |
死体の物理挙動 | 高 | |
モーション個体差 | ON | |
モーションブラー | OFF | 残像表現、お好みで。 |
雨品質 | 高 | |
テレイン | ON | 地面などの凹凸がより強調される。 |
破壊表現 | ON | |
レンズフレア | ON | |
レンズ歪み | OFF | 実写のレンズのように画面を歪ませる。酔いにつながる人もいるみたいなのでOFF推奨。 |
被写界深度 | ON | |
特定箇所のライト品質 | 高 | |
特定箇所のエフェクト品質 | 高 |
ゲーム開始直後のFPS
ゲーム開始時、行動可能になった直後の森の中だとフレームレートは120FPSをキープできています。
最初の村についた直後のFPS
最初の村に到着し、双眼鏡を覗いた直後のフレームレートは100FPS~110FPSとなりました。
敵の数が多く配置されている場面や、エフェクトがたくさん描画される場面では120FPSをやや下回る感じです。
実際にプレイしていると敵がわんさか湧いてくる場面が非常に多いので、120FPSをキープしながら遊ぶのは少し厳しいですが、フレームレートが低下していると実感することはほぼ無いので特に問題なく遊べると思います。
まとめると、RTX4070TIでバイオハザードRE4を4Kで遊ぶなら、
- グラフィック設定をかなり下げないと144FPSは厳しいかも
- 120FPSくらいならグラフィック設定を少し下げれば快適にプレイできる
と言った感じです。
グラフィック設定の参考になる動画
ちなみに、グラフィック設定を調整した際は以下の動画を参考にしました。
英語ですが、字幕を日本語にするとなんとなく理解できると思うので、一度目を通しておくとより理解が深まるかと思います。
RTX4070Tiのファン設定に関して
ちなみに、RTX4070Tiのファン設定に関してですが「0dB fan」機能はOFFにしてあります。(デフォルトだとONになってます。)
0dB fan 機能とは
「0dB fan」機能はGPU温度が低いうち(55℃未満)はFANの回転数を自動的に止める機能になります。
この機能をONにしてしまうとアイドル時の温度は40℃以上に上昇してしまいます。
OFFにすると30%(100RPM)くらいの回転数でFANが回転するのでアイドル時の温度を30℃前後まで冷やすことが可能です。
30%の回転数と言ってもファンの音はほぼ無音に近いので「0dB fan」機能をOFFにして、低負荷時も低回転でファンを回しておいたほうが良いかと思います。
0dB fan をOFFにするには
0dB fan 機能は、ASUSの純正ソフト「GPU TWEEK Ⅲ」で設定可能です。
GPU TWEEK Ⅲの最新版は以下のページからダウンロードすることができます。
https://www.asus.com/campaign/GPU-Tweak-III/jp/index.php
インストール後、ソフトを起動すると以下の画面が表示されるので、画像の緑枠部分の「0dB fan」と書かれた部分をクリックするとON OFFを切り替えることができます。
RTX4070Tiに関しては以上です。
【マザボ】ASUS ROG STRIX B660-G
マザボはROG STRIX Z690-iから「ROG STRIX B660-G」にランクダウンしましたw
なんでわざわざランクダウンさせたかというと、ケースを交換したことによりMicroATXサイズのマザボが設置できるようになったからです。
MiniITXのマザボもそのまま使えるんだから交換する必要も無いっちゃ無いんですが、一応MiniITXのマザボからMicroATXのマザボに代えると以下の恩恵があります。
- メモリを4枚刺しすることができる。
- ケースファンのコネクタが1つ増える。
- M.2をCPUクーラーを取り外さなくても取り付け可能。
特に今回はメモリを増設したかったのと、ASUSのZ690-iの二段M.2スロットがクソすぎて交換しずらかったので、MicroATXサイズのマザボに交換した次第です。
代償として、CPUのオーバークロックとUSB-Cでの映像出力ができなくなりましたが、普段オーバークロックしないし、USB-Cの映像出力も不要だったのでオッケーです。
価格もMicroATXのほうがお安い
【CPUクーラー】DeepCool AK500
CPUクーラーは風魔弐から「AK500」に交換しました。
ファンは手元にあったAK400に付属のものを追加してデュアルファンにしています。
温度
アイドル時の温度とCINEBENCHR23で負荷をかけた際の温度は以下のようになってます。
状態 | 温度 |
---|---|
アイドル時 | 27℃ |
CINEBENCHR23(CPUファン全開) | 70℃ |
交換前の風魔弐と比較して、アイドル時は2℃ほど冷えるようになったのですが、高負荷時CPUファン全開での温度が6℃も高くなってしまいました。。
さすがにAK500のデュアルファンが前のCPUクーラー風魔弐に劣ることはないと思うので、マザボがB660になったことやメモリが4枚刺しになったことが原因なんじゃないかと思います。
もしくはCPUの反り問題とか。
気が向いたら反り対策用のブラケットつけて試してみるかもしれません。
これは想定外
【電源ユニット】FSP Hydro GT PRO ATX3.0(PCIe5.0) 1000W
電源ユニットは前回の記事の時点でASUSの「TUF-GAMING-1000G」に交換してたんですが、高負荷時にファンがフル回転してから徐々に回転数が下がっていくというクソ仕様のおかげでめちゃくちゃうるさいです。
そんなわけで、FSPの「HydroGT PRO」に改めて交換しました。
HydroGTの動作はおおむね良好で、高負荷時ファン音もいたって普通なので全く問題無しです。
お値段もHydroGTのほうが5000円ほど安いので1000W電源を買うならこっちのほうが絶対いいです。
また、12VHPWRケーブルでグラボに接続できるため、4070Tiもケーブル1本で供給可能です。
ごっついケーブルよのう
【メモリ】Gskill TridentZ5 RGB 5600 64GB(16GBx4)
マザボがMicroATXになったことによってメモリを4枚刺しできるようになったので、Gskill TridentZ5 RGB 32GB(16x2枚)を増設しました。
DDR5のメモリも半年前に比べてかなり安くなっていて、今回同じものを買ったのですが、当時よりも半額くらいになってました。
4枚刺しは結構見た目が圧巻ですが、個人的にはmini-itxの2枚刺しのほうがスッキリしてて好みかもしれません。。
なんか長ネギっぽいな。
【サブストレージ】
サブのストレージはSSDの2TBからCrucial のPCIE4.0対応の2TB M.2に交換しました。
M,2に交換したおかげで、SSDに繋いでいたケーブル類が必要なくなったのでケース内のケーブルが少しスッキリしました。
速度に関しては数値的にはかなり上がってますが、今のところその速度を実感できることはないです。
m.2の速度って全然実感できんよね
CPUに関して
最後にCPUに関してですが、実は最初CPUも最新のIntel13世代の「i5-13600K」に交換しておりました。
ただ、初期不良なのか分かりませんが、取り付け3日くらいでPCが起動しなくなり、返品交換しました。。
13600Kは自分の環境だと、電力制限を180Wにかけた状態で、AK500のデュアルファンをもってしてもCINEBENCHの高負荷時に余裕で100℃に到達するという灼熱CPUでした。
CPUにちょっと負荷がかかっただだけでもファンが唸り始めるので、ちょっと自分には扱い切れないと判断し手放しました。。
一応、CINEBENCHのスコアとFF14ベンチのスコアもとっておいたので載せておきます。
CINEBENCHのスコアは大幅アップですが、FF14ベンチのスコアに関しては4K最高品質で200PTくらいしか差が出なかったので、自分には12600Kで充分そうです。(FF14ベンチ中のCPU温度は80℃くらいになってましたw)
噂には聞いてたけど想定以上の爆熱
まとめ
というわけで、新しいPCパーツの紹介でした。
RTX4070TI TUF GAMINGは、性能、サイズ感、外観、冷却性能どれをとっても非常に優れているGPUだと感じました。
最新のPCゲームを4K解像度の高フレームレートで遊びたいという人にも現状かなりおすすめグラボだと思います。
その他のパーツに関しても、AK500が全然冷えない問題を除いては、現状とても満足のいくパーツ交換になりました。
以上、パーツ選びなどの参考にしていただけたら幸いです。
ではまた。
しばらくグラボは交換しなくてよさそう
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