こんにちは、のり柴です。
PCケース変えました!
交換したケースはASUSの「Prime AP201」という、MicroATXサイズのミニタワーケースになります。
以前のPCケース「CoolerMaster NR200P」でPCを組んだのが去年(2022年)の8月ごろだったので、たった半年でのケース交換になりますw
NR200Pはめちゃめちゃコンパクトで非常に良きケースだったんですが、パーツの自由度に結構制限があったりで、今後パーツを色々交換するとなるとちょっと不便かなと思いケース交換に至りました。
そんな訳で今回は「ASUS Prime AP201」のざっくりした説明や使用感、「CoolerMaster NR200P」との比較などを交えて書いていきたいと思います!
以下のような方の参考になれば幸いです。
- コンパクトだけどメンテナンス性、通気性に優れたケースを探してる。
- ASUS Prime AP201の使用感が知りたい。
- CoolerMaster NR200P と比較して、Prime AP201の良い点や悪い点を知りたい。
半年でケース交換て早すぎ
Prime AP201のざっくり説明
それではAP201のざっくりした説明を、実際に組んでみた感想と合わせて書いていきたいと思います。
ちなみに主なPCパーツはNR200Pで組んだものをほとんど流用しているので、パーツ構成が気になる方は以下のNR200PでPCを組んだときの記事も合わせて参考にしていただければと思います。
外観
まずはAP201の外観になります。
ケースの色は白と黒、2色から選ぶことができるのですが、のり柴は黒をチョイスしました。
ケースの外観は全体的に黒で統一され、余計な装飾などなく、かなり洗練された見た目になっています。
フロントパネル部分には、NR200Pには無かったUSB-Cの入力端子もついてたりします。
パネル
AP201の最大の特徴として、ケース全面が金属製のメッシュ加工となっていて非常に通気性に優れています。
メッシュはかなり細かい目になっており、中のパーツのLEDが透ける感じが良いアクセントになっています。
のり柴はガラスパネルはくもりガラスっぽい感じでうっすら中が見えるくらいが好きなので、このメッシュ越しに見える感じも気に入ってます。
2024/01/07追記 ガラスパネルVerも販売開始
ガラスパネルVerのものも販売開始されたようです。
PC内部を見せたい方はこちらを選ぶのが良さそうです。
サイズ
ケースのサイズは、「幅205mm、奥行460mm、高さ350mm」となっています。
奥行がそこそこありますが、机の上においても圧迫感はほとんどないので、かなり良い塩梅のサイズ感だと思います。
ケース内部
ケース内部はかなりゆったりとした余裕のあるスペースとなっており、組み立てるのも簡単でした。
ケース前面部分は電源ユニットを設置するスペースになっていて、かなり余裕があるためケーブル管理もとてもしやすいです。
また、サイドパネルから電源ユニットが見えないように取外し可能な電源隠しプレートが付いていて、これを取り外すことによって電源ケーブルにもアクセスしやすくなっています。
電源ユニットを設置する高さは3箇所から選ぶことができるので、簡易水冷やグラボの長さに合わせて高さ調整することもできます。(画像は一番上に取り付けた状態です。)
取り付けられるグラボの長さは最大で338mmとなっており、RTXの40シリーズの大型グラボも無理なく取り付け可能です。
現在取り付けているグラボはASUSのROG3060Tiで、長さ318.5mm厚さ57.8mmなのですが、電源位置を一番下にしても干渉することなく取り付けられそうです。
ハイエンドグラボでもOK
Prime AP201の通気性
全面メッシュ加工ということもあって、通気性は非常に良いです。
その反面、ダストフィルターは底面にしかついていないため、ホコリはかなり吸い込みやすいと思います。
特にフロント部分は電源のファンが直で吸気する部分なので、電源がホコリまみれになる可能性が高いです。
のり柴は念のため120mmファン用のダストフィルターを別途購入して付けました。
ホコリ対策は忘れずに。
Prime AP201の静音性
次にAP201の静音性です。
全面メッシュなので当然っちゃ当然なのですが、静音性はほぼ皆無と思ったほうが良いですw
ただ、通気性がかなり良い分、ケース内の温度は上がりにくいので、逆にCPUファンやグラボのファンの回転数を落とすことによってある程度は静音化することは可能です。
電源ユニットには注意。
ただ、どうにもならないのは電源ユニットのファン音です。
電源ユニットはケース前面に取り付ける上に、前面パネルも完全にメッシュパネルになっているため、机の上にPCをおいている場合、ファン音がもろに聞こえます。
今回、このケースに交換するのと合わせて電源ユニットは以下のASUSの電源ユニットに交換したのですが、この電源ユニットの高負荷時になった際、一時的にファンがフル回転してめっちゃうるさいので、AP201で使用するには結構厳しいです。
なので、このケースを使う場合、電源ユニットはなるべく静音性の高いものを選んだほうが良いです。
電源交換したい。
Prime AP201のエアフロー
エアフロー
AP201のエアフローはだいたいこんな感じになってます。
NR200Pと同様、前面にファンが取り付けられないので、基本的にはボトムから吸気してトップとリアから排気する感じです。
NR200Pのときは、CPUクーラー風魔弐のファンをリアから吸気する形で取り付けてましたが、AP201の通気性なら普通にリアから排気する感じで問題ないと思います。
というか、ケース自体の通気性がよいので、エアフローとかそんなに気にしなくても熱はこもらないんじゃないでしょうか。
取り付けてるケースファン
取り付けてるファンは、トップパネルに「Thermaltake TOUGHFAN 140mm」のファンを2つ。
ボトムパネルに「Noctua NF-A12x15 PWM」を2つ。
リアパネルに「Noctua NF-A12x25 PWM」を1つ取り付けてます。
前のパーツを流用した都合上、ボトムは15mmの薄いファンを付けてますが、25mm厚のファンでも問題無く取り付けられます。
ちなみに、リアのファンですが、風魔弐を取り付けたらジャストフィットして3連ファン的な見た目になりました。
エアフローもグッド。
Prime AP201とNR200Pの比較
次にNR200Pとの機能比較です。
ASUS Prime AP201 | CoolerMaster NR200P | |
---|---|---|
サイズ | 幅205mm x 奥行460mm x 高さ350mm | 幅185mm x 奥行349mm x 高さ292mm |
重量 | 5.8kg | 5.1kg |
サイドパネル | メッシュパネル | ガラスパネル or メッシュパネル |
マザーボード | MicroATX、MiniITX | MiniITX |
電源サイズ | ATX | SFX、SFX-L |
グラフィックボード | 最長338mm | 最長330mm |
ラジエータ | トップ:360mmまで リア :120mm | トップ:280mmまで ボトム:240mmまで サイド:280mmまで |
ケースファン | トップ:120mm x3 or 140mm x2 ボトム:120mm x2 リア :120m x1(標準搭載) | トップ:120mm x2 ボトム:120mm x2 リア :120mm x1 サイド:120mm x2 or 140mm x2 |
CPUクーラー | 高さ170mmまで | 高さ153mmまで(ガラスパネル装着時) |
価格 (2023年3月9日Amazon最安価格) | ¥11,664(白モデル) | ¥9,400(黒モデル) |
サイズを比べてみると、やはり圧倒的にAP201のほうが大きいです。
重量的にはAP201は全面メッシュパネルのため700gしか変わらず、サイズの割には軽いほうだと思います。
取り付けられるパーツの選択肢も圧倒的に多いので、NR200と比較してかなり自由度の高いケースになってます。
個人的にはCPUクーラーの選択肢が広がったので、近々風魔弐には引退してもらって、AK500とかAK620に交換しようかと思ってます。
もはや風魔弐の出番は無い。
NR200Pとの冷却性比較
CinebenR23とFF14ベンチを使って、NR200Pとの冷却性能の比較もしてみました。
パーツと計測環境以下のとおりです。
CPU | IntelCore i5 12600K |
CPUクーラー | サイズ 風魔弐RevB |
グラボ | ASUS ROG STRIX 3060Ti |
室温 | 26℃ |
NR200Pの結果は以前、以下の記事で計測したものです。
検証した結果は以下のとおりです。
CPU温度に関しては全体的に、NR200Pと比較して2℃~4℃ほど冷える感じでした。
GPU温度に関しては、アイドル時は変化は無く、FF14ベンチでは逆に何故か1℃高くなる結果となりました。
NR200Pのグラボの冷却性は結構優秀だったということでしょうか。
ちなみにCinebenchのスコアは少しだけアップしました。
GPUの冷却性はそんな大差なかったね。
Prime AP201よりも、もう少しコンパクトなケース
「AP201だとちょっとサイズ大きいかな~」といった方や、「やっぱりサイドパネルはガラスがいいんだよね」
っていう方にはIN WINの「A3」が良いかもしれません。(自分はAP201購入後に存在を知りましたw)
このケースもAP201と同様、MicroATX対応のケースになっており、前面に電源ユニットを設置するタイプです。
サイズは「幅215mm x 奥行401mm x 高さ347 mm」となっており、AP201よりも奥行きがかなり抑えられています。(AP201は幅205mm、奥行460mm、高さ350mmなので幅は少し広め。)
サイドパネルもスモークガラスになっており、内部のLED装飾をしっかり見せたい人も満足できそうです。
280mm、360mmの水冷のラジエータは取り付けられないのでAP201よりも制限はありますが、空冷は高さ162mmまで対応してるので、AK620あたりも取り付けられそうです。
え、こっちもいいな。
まとめ
以上、ASUSのミニタワーケースPrime AP201の紹介でした。
NR200Pと比較すると、当然コンパクトさは負けますが、パーツの自由度、組やすさ、メンテナンス性、冷却性など優れているところが多いです。
見た目も洗練されていてカッコいいので、自作初心者の方や、ケースの見た目に拘る方にもオススメのケースだと感じました。
逆に静音性やケース内へのホコリの侵入などに関してはこのケースの弱みでもあるため、静音性の高いパーツを選んだり、こまめなケース内部のお掃除などは必要になりそうです。
というわけで、今回はケースの紹介でしたが、ケース交換したら他のパーツも替えたくなってしまったので、またパーツ一新したら別の記事で紹介したいと思います。
ではまた
じつはすでに新しいパーツは買ってある。
追記:パーツ新しくしました。
グラボをASUSの「TUF GAMING RTX4070TI」にグレードアップしました。(グラボ以外も色々交換。)
性能など気になる方はよかったら以下の記事も合わせて御覧ください。
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