こんにちは、のり柴です。
今回は、のり柴が投資を始めて約7ヶ月、実際に楽天証券を使ってきて感じた、
「ちょっと使いにくいなと思った点」や、「注意したほうが良い点」をまとめてみました。
これから、楽天証券で米国株デビューを考えている方や、証券会社選びに悩まれている方の参考になれば幸いです。
![のり柴犬](https://norishiba.com/wp-content/uploads/2020/04/inu_profile-256-1.jpg)
え?これ使えないの?ってことが結構ある。
楽天証券で米国株取引をする際の注意点とデメリット
以下、2020年7月18日現在の注意点になります。
- 購入時と売却時に手数料がかかる
- 逆指値に対応していない
- 自動スイープに対応していない
- 楽天ポイントでの支払いができない
- 円貨決済での約定価格は翌営業日の昼頃に反映される
順を追って説明していきます。
購入時と売却時に手数料がかかる
楽天証券で米国ETFや個別株を購入もしくは売却する際にかかる手数料は、取引額に応じて以下のように算出されます。
- 「$0 ~ $2.22」 手数料無料
- 「$2.22 ~ $4,444.44」 取引額 x 0.495% (税込み)
- 「$4,444.45 以上」 $22固定(税込み)
「$0 ~ $2.22」の場合 手数料無料
一回の取引額が$2.22以下の場合は手数料は無料です。
が、$2.22以下の銘柄は殆ど無いのであんまり意味ないですw
「$2.22 ~ $4,444.44」の場合 0.495% (税込み)
大半の取引はこの手数料になると思います。
一回の取引額に対して、0.495%の手数料がかかります。
例:$250の株を5株購入した場合
250 x 5 x 0.00495 = $6.1875
「$4,444.45 ~ 」の場合 $22固定(税込み)
一回の取引額が4,444.45$以上の場合は、$22で固定になります。
なるべく一度に大きな額を取引したほうがお得になりますが、
そこまで大きな額で運用していない方は、あまり関係無いかと思います。
▼手数料のイメージ
![楽天証券での米国株の手数料のイメージ図。
出典:楽天証券公式HP](https://norishiba.com/wp-content/uploads/2020/07/commission-img-01.png)
買付手数料がかからないETFもある
なお以下の海外ETFは「買付」手数料が無料となっております。
(売却するときの手数料は他ETFと同じなので注意。)
- VT バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF
- VTI バンガード・S&P 500 ETF
- VOO バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
- SPY SPDR S&P 500 ETF
- RWR SPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF
- GLDM SPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト
- GDAT GS データイノベーションETF
- GDNA GS ヘルスケアイノベーションETF
- GFIN GS 金融イノベーションETF
VT、VTI、VOO、SPYといった有名どころのETFが買付手数料無料となっているので、
上記のETFをメインの投資先としている方はコストを抑えることができます。
楽天証券の超割コースなら手数料の1%が還元される
これはのり柴も最近気づいたのですが、
楽天証券の超割コースなら手数料の1%が楽天ポイントとして還元されるようです。
楽天証券の口座開設時のデフォルトが超割コースになっていると思われますが、念の為確認しておきましょう。
![のり柴犬](https://norishiba.com/wp-content/uploads/2020/04/inu_profile-256-1.jpg)
SBI証券も同じ手数料です。
逆指値注文に対応していない
楽天証券の米国株取引では、逆指値注文に対応しておりません。
逆指値注文とは
たとえば、現在の株価が$250の株を保有している場合、
$230で逆指値で売り注文を出しておけば、株価が$230ドルに急落した際に、自動で売却してくれます。
現状、SBI証券や、マネックス証券といった、他の大手証券会社では対応していますが、
楽天証券は対応していません。(国内株取引では可能。)
株価急落時のリスク回避になる、とても便利な注文方法なので、今すぐにでも対応してほしいものです。
![のり柴犬](https://norishiba.com/wp-content/uploads/2020/04/inu_profile-256-1.jpg)
これはかなり大きなデメリットかも
自動スイープに対応していない
米国株取引に自動スイープは対応していません。
自動スイープとは
自動スイープ機能とは、株を購入時に、楽天証券の口座内に購入資金が足りなくても、楽天銀行の口座から不足分を自動で入金してくれる機能になります。
「国内株取引」や「投資信託」の売買では機能しているのですが、
米国株取引では対応していません。
ですので米国株を購入する場合はかならず、事前に楽天証券口座に手動で入金しておく必要があります。
ただし、入金できる時間が限られているので注意も必要です。
▼メンテナンスで入金できない時間帯。
![楽天証券の入金可能時間。
出典:楽天証券公式HPより](https://norishiba.com/wp-content/uploads/2020/07/img-01.png)
特に、2:50 ~ 6:00 の時間は米国市場が開いている時間とかぶっているので、
事前に入金し忘れて、取引できないなんてことにならないよう注意が必要です。
![のり柴犬](https://norishiba.com/wp-content/uploads/2020/04/inu_profile-256-1.jpg)
事前に入金しておきましょう。
楽天ポイント支払いができない
米国株取引に楽天ポイントを使用することはできません。
楽天経済圏で生活していたり、
楽天せどりをやっていると、大量にポイントが貯まることがありますが、残念ながら使用不可です。
▼「楽天せどりって何?」って方は以下の記事を参考にしていただければ幸いです。
![](https://norishiba.com/wp-content/uploads/2020/06/rakuten-sedori-8month-300x169.jpg)
なお、「投資信託」や「国内株」を取引する際は楽天ポイント支払いが可能ですが、期間限定ポイントは使用不可です。
![のり柴犬](https://norishiba.com/wp-content/uploads/2020/04/inu_profile-256-1.jpg)
せっかくだから楽天ポイント使いたい。
円貨決済での約定価格は翌営業日の昼頃に反映される
円貨決済での正式な受渡代金は翌営業日の10:30以降に反映されます。
以下、楽天証券の公式HPの説明です。
円貨決済の受渡代金については、適用為替レートが確定する国内約定日の10時30分までは、以下の計算式で計算した金額が表示されます。
・買い注文:(株価×株数+手数料)×参考為替レート×1.05
・売り注文:(株価×株数-手数料-SEC Fee)×参考為替レート×0.95
https://member.rakuten-sec.co.jp/ITS/qaUsOrd0005.html
このため、購入した直後は購入した額より若干高く表示されます。
例:$250の株を1株円貨決済で購入した場合。(参考為替レートと適用為替レートが$107とする。)
▼購入直後に表示される仮の金額。
(250 x 1 + 250 x 0.00495)x 107 x 1.05 = ¥28,564
▼翌日10:30以降に反映される正式な金額。
(250 x 1 + 250 x 0.00495)x 107 = ¥27,203
という感じです。
![のり柴犬](https://norishiba.com/wp-content/uploads/2020/04/inu_profile-256-1.jpg)
これを知らないと、いきなりマイナス利益になってて焦る。
まとめ
以上、楽天証券で米国株取引する際の注意点とデメリットでした。
米国株取引ではやや機能不足な感じ
現状、SBI証券や、マネックス証券といったその他の大手証券会社と比較すると、やや楽天証券は機能が足りない印象を受けました。
実際に米国株の運用をされているブロガーさんやYOUTUBE配信をされている方でも、投資信託は、楽天証券。現物の米国株の購入は、SBI証券やマネックス証券を利用する方が多いようです。
自分にあった証券会社を選ぶ
ちなみに、のり柴は、証券会社が複数になってしまうことにより、管理が煩雑になってしまい手間が増えてしまうのが嫌なので、「米国株」「投資信託」どちらも楽天証券一本で運用しております。
「逆指値」「自動スイープ」「楽天ポイント払い」が対応してくれれば、
かなり利便性が上がると思うので、今後対応してくれることを祈りましょう。
どの証券会社が良いかはそれぞれの投資スタイルや運用方法によって変わってくると思いますので、自分なりにしっかりリサーチして選ぶことをおすすめします。
より詳しい楽天証券の情報や、実際に口座を開設してみたい方は、
以下の楽天証券のHPからご確認いただければと思います。
![のり柴犬](https://norishiba.com/wp-content/uploads/2020/04/inu_profile-256-1.jpg)
自分の投資スタイルにあった証券会社を選びましょう。
以上です!
ではまた~
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