こんにちは、のり柴です。
今回は REALFORCE GX1 を静音化する方法を紹介します!
REALFORCE GX1は、ラピッドトリガー機能(ダイナミックモード)を搭載した静電容量無接点方式かつ静音タイプのゲーミングキーボードとなっています。
静音タイプのラピッドトリガー搭載のキーボードは2023年12月現在、このREALFORCE GX1のみとなっているため現状唯一無二のゲーミングキーボードとなっております。
のり柴は先日ふるさと納税の返礼品としてこのキーボードを手に入れたわけですが、実際に使ってみて気になったことがあります。
静音タイプの割には打鍵音ちょっとうるさくない?
以前に使っていたメカニカルの静音スイッチのキーボードと比べると、カチャカチャ音が結構するなぁという印象でした。
このカチャカチャ音が静電容量無接点方式の良いところでもあるとは思うのですが、やはり静音と謳っている以上はできるかぎり打鍵音を静かにしたいわけです。
といったわけで、このREALFORCE GX1をさらに静音化する方法を色々と試してみましたので、今回はその方法をいくつか紹介していきたいと思います。
キーボードを分解したりせずに、なるべく簡単にできる方法をチョイスしましたので良かったら御覧ください。
- REALFORCEGX1をさらに静音化したい。
- 静電容量無接点方式のキーボードを静音化したい。
といった方の参考になれば幸いです。
REALFORCEGX1のレビュー記事
ちなみにREALFORCEGX1を実際に使ってみた使用感などは以下の記事でレビューしておりますので、興味のある方は合わせて御覧ください。
お手軽静音化
REALFORCE GX1を静音化する方法
今回紹介する方法は以下の4つです。
- キーボードの下にマットを敷く。
- キーキャップを交換する。
- キースペーサーを取り付ける。
- ルブする(分解不要)。
どれもわりと一般的な方法ですが、簡単にまあまあ静音化することができますので一つずつ紹介していきたいと思います。
どれも簡単。
キーボードの下にマットを敷く。
静音効果:
まずはキーボードの下に吸音効果のあるマットを敷く方法です。
キーボードの下にマットを敷くと、キーを打鍵した際の机に響く音が緩和されるため、静音化に繋がります。
キーボードの下に敷くものは、柔らかめの素材のものなら割となんでもいけます。
のり柴は、Amazonで買ったウレタンフォームをキーボードサイズにカットして敷いています。
他にもレザーマットやフェルトマット、タオル、ダンボールとかでも結構静音効果があるので、机に直でキーボードを置いている方は何かしら敷いて試してみるとよいかと思います。
レザーマットやフェルトマットなんかはデスクのおしゃれ度もアップするので、キーボード以外の見た目にもこだわりたい方にもおすすめです。
一番お手軽でそこそこ静音効果も高い。
キーキャップを交換する。
静音効果:
次に紹介するのは、キーキャップを交換する方法です。
REALFORCE GX1はABSと呼ばれる素材のキーキャップが使用されています。
キーキャップの素材にはABSの他にPBTや、POM、セラミック、ラバーなど様々な種類があります。
一般的にABS素材は、その他の素材のキーキャップと比べて、価格が安価で打鍵音が軽いと言われることが多いです。(悪く言うと安っぽい打鍵音)
そのため、他の素材のキーキャップに交換すると、打鍵音が静音化される場合があります。
ただ、他の素材のキーキャップも価格の安い低品質のものだと、逆に打鍵音がうるさくなってしまう場合もあるので、静音化目的というよりも、あくまで見た目や打鍵音を変えるといった目的で交換するのが良いかと思います。
のり柴は以下のPBT素材のキーキャップに交換して使用していますが、標準のキーキャップと比較しても打鍵音に関してはそんなに変わらないかなといった感じでしたw
ちなみに、REALFORCEGX1は静電容量無接点方式のキースイッチを搭載していながら、CheyyMXスイッチのキーキャップとの互換があるため、交換できるキーキャップの種類が豊富です。
好みのキーキャップに交換してみたりと色々試してみると良いかと思います。
試してみないとわからん。
キースペーサーを取り付ける。
静音効果:
次に紹介するのは、キースペーサーを取り付ける方法です。
別売りになりますが、公式からREALFORCE専用のキースペーサーが販売されています。
主にキーのストロークを短くする目的で販売されているものですが、このスペーサーを取り付けることによってわずかですが、キーの底打ち音を静音化することができます。
キースペーサーはベースプレート部分とキーの間に敷くクッションのようなもので、厚さが2mmのものと、3mmのものがあります。
2mm厚のものよりも、3mm厚のもののほうが静音効果は高いです。(誤差ですが)
比較動画
以下、キースペーサありなしの打鍵音比較動画です。
注意点
キースペーサー取り付ける場合、以下のような注意点があります。
- はみ出る。
- 打鍵感が損なわれる。
- 英語配列のものと日本語配列のものがある。
はみ出る。
REALFORCEGX1はフローティングタイプのキーとなっているため、スペーサーを取り付けると、キーボードの端からキースペーサーがはみ出て見えてしまいます。
GX1のせっかくの美しい見た目が損なわれてしまうので注意が必要です。
のり柴は、敷いた際に外にはみ出ないように、外周部分を切り取って、中央部分にのみスペーサーを敷いています。
打鍵感が損なわれる。
3mm厚のものを取り付けるとキーのストロークがかなり短くなってしまい打鍵感がかなりそこなわれます。
2mm厚のものであれば、非装着時とほぼ変わらないので、のり柴的には2mmのものを取り付けています。(静音効果はかなり低いですが)
英語配列のものと日本語配列のものがある。
キースペーサーは、英語配列のものと日本語配列のものがあるので、購入する際は自分のキー配列にあったものを購入するようにしましょう。
つけるかつけないかはお好みで。
ルブする(分解不要)。
静音効果:
最後に紹介する方法はキースイッチ部分にルブする方法で、今回紹介する中で一番効果があります。
「ルブ」とはキーボード界隈では一般的に、キースイッチに潤滑油を塗ることを指します。
キースイッチにルブすることによって、キーを打鍵した際の「カチャカチャ音」と「カサカサ音」が軽減されて、純粋に「コトコト」「ポコポコ」といった、非常になめらかな打鍵音に改善されます。
本来なら、キースイッチを分解して、バラバラにした上で潤滑油を塗っていく手法が一般的なのですが、REALFORCEのキースイッチは、本体のネジを外してキーボード自体を分解しないと取り外すことができません。
キーボードを分解するのは非常に手間がかかり、故障のリスクが高い上に交換保証も切れてしまうので、今回は分解せずにそのままキースイッチ部分にルブする方法を紹介します。
用意するもの
用意するものは以下の3つです。
- オイルタイプの潤滑剤
- グリスタイプの潤滑剤
- グリスを塗る筆
- (あと、キーキャップを外すキーキャッププラー)
潤滑油はオイルタイプのものと、グリスタイプのものを使います。
オイルタイプは、粘度が低くサラッとしたとした液体状になっており、グリスタイプは粘度が高くねちょねちょしたジェル状になっています。
どちらか一つだけでもいいですが、オイルタイプのものだと静音性はかなりよいのですが、持続性がなく数日すると効果が徐々に落ちてきてしまいます。(完全に効果が0になるわけです。)
グリスタイプのものだと、持続性は高いのですが、静音性はオイルタイプよりやや劣る感じです。
今回は両方組み合わせて使うことで両方の欠点を補おうという寸法です。
グリスに関しては筆やキーキャッププラーと一緒にセット売っているものもあるので、筆が手元にない場合はそちらを購入するのが良いかと思います。
オイルとグリス、どちらかだけでも全然OK。
やり方
以下、手順です。
- キーキャップを外す。
- グリスを塗る。
- オイルを差す。
- キーキャップを戻す。
まずはキーキャップを外しましょう。(画像ではPCに接続したままやっちゃってますがケーブル外しましょう。)
キーキャッププラーを使って、一つづつ取り外していきます。
次にキースイッチ部分に潤滑油を差していきます。
キースイッチの円柱部分の外周の隙間に少量馴染ませる感じで大丈夫です。
次にグリスを塗っていきます。
筆にグリスをつけて、同じくキースイッチの円柱部分の外周に塗り込んでいきます。
周りのキーキャップにグリスが付きやすいので、他の部分のキーキャップも外しておいたほうがよいです。
潤滑油とグリスが塗り終わったらキーキャップをつけて完成です。(ぐりぐりして馴染ませると良いです。)
比較動画
以下ルブ無しのキーとルブ済みのキーの打鍵音比較動画です。
カチャカチャ音が結構緩和されているのがお分かりいただけると思います。
注意点
潤滑油の量が多すぎると、キーが反応しなくなったり、キーボード自体の劣化を早めてしまう可能性があります。
潤滑剤の量は少量でも効果があるので、あまり塗りすぎないようにしましょう。
やりすぎ注意
まとめ
以上、REALFORCEGX1を静音化する方法でした。
今回の記事では以下4つのREALFORCE GX1を静音化する方法を紹介しました。
- キーボードの下にマットを敷く。
- キーキャップを交換する。
- キースペーサーを取り付ける。
- ルブする(分解不要)。
上記の方法を併用することによって、デフォルトの状態と比較してもかなり静音化することでできるので、打鍵音が気になる方は試してみてはいかがでしょうか?
ではまた~
おためしあれ。
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