【NUGT】金鉱株2倍レバレッジETFについてザックリ解説【1ヶ月の運用報告あり】

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金鉱株2倍レバレッジETF「NUGT」ざっくり解説。

こんにちは、のり柴です。

金価格上昇してますね!

1トロイオンスあたりの価格が2011年9月につけた史上最高値1911ドルを突破し、現在(2020年8月1日)1975ドルとなっています。

のり柴もこの金の上昇に乗っかろうと、
遅ればせながらも7月から「NUGT」という金鉱株ETFに投資を開始しました。

ということで今回は「NUGT」についてのザックリ解説と実際に1ヵ月運用してみた実績を報告をしていきたいと思います。

以下のような方の参考になれば幸いです。

  • 「NUGT」がどういうETFなのか知りたい。
  • 「NUGT」の過去の株価やパフォーマンスが知りたい。
  • 「NUGT」の実際の投資結果が知りたい。
目次

NUGTとは

まずは「NUGT」についてざっくり解説していきたいと思います。

  • 正式名称:「Direxion デイリー 金鉱株 ブル2倍 ETF」
  • 指標:Arca金鉱株インデックス
  • 経費率:0.95%
  • 設立日:2010年12月8日

NUGTは「SPXL」や「TECL」といったレバレッジETFでおなじみの、
Direction社が運用する金鉱株ブル2倍レバレッジETFになります。

米国のArca金鉱株インデックスを指標を基に、
一日の値動きが2倍になるように運用されるETFです。

もともとは3倍レバレッジのETFだったのですが、コロナショックの影響をうけ2020年4月1日に2倍のレバレッジに引き下げられました。

▼以下、楽天証券でのDirexion社ETF5銘柄のレバレッジ比率の変更についてついてのお知らせ。

楽天証券
Direxion社ETF5銘柄のレバレッジ比率の変更について:楽天証券 2020年4月1日より、米国に上場しているDirexion社ETF5銘柄のレバレッジ比率が下記のとおり変更されます。また、対象銘柄の銘柄名も変更されます。

経費率は0.95%とレバレッジ2倍に対してかなり割高なので、長期で保有する銘柄では無いと言えるでしょう。

ちなみにティッカーコードの 「NUGT」は「金塊(Gold Nuget)」のナゲットからつけられた名称だと思われます。

のり柴犬
のり柴犬

マックのチキンナゲット食いたくなってきた。

金ETF「GLD」金鉱株ETF「GDX」との株価比較

直近での「NUGT」のパフォーマンスがどれくらいのものか、金ETF「GLD」、金鉱株ETF「GDX」と株価を比較してみました。

以下、株価の比較チャートになります。
(濃い青線がNUGT、緑がGDX、黄色がGLDです。)

▼直近3ヵ月の株価チャート(5月頭~8月頭)

NUGT直近3ヶ月の比較チャート
NUGT直近3ヶ月の比較チャート

ちょっと見づらいですが、直近3ヶ月でNUGTは+70%近いリターンを出しています。

次いでGDXが+30%、GLDが+15%となっており、GDXと比較して約2.3倍、GLDと比較すると約4.5倍ほどのリターンになります。

次にコロナ暴落前を含む直近6ヶ月のチャートになります。

▼直近6ヵ月の株価チャート(2月頭~8月頭)

NUGT直近6ヶ月の比較チャート
NUGT直近6ヶ月の比較チャート

ご覧の通り、直近6ヶ月ではNUGTのリターンはマイナスになっています。

理由は先にも述べたとおり、コロナショック以前は3倍のレバレッジだったものが、
暴落後の4月1日から2倍レバレッジに変更になったため、暴落後の上昇がマイルドになってしまったためです。
(レバレッジ特有の、減価による影響もあるかと思います。)

最後に過去10年の比較チャートになります。

▼過去10年の株価チャート

NUGT過去10年の比較チャート
NUGT過去10年の比較チャート

・・・(T_T)

はい。-99%です。

金ETF(GLD)は+37%なのに対し、金鉱株ETF(GDX)は-30%となっています。

金鉱株自体がマイナスになっており、更にそこに3倍のレバレッジが賭けられているため、NUGTのチャートはまるで地を這う屍のごとく、地獄絵図になってしまっております。

このように過去のチャートを見てみると、NUGTは金が下落局面にある場合、絶対に持っていてはいけないETFだとお分かりいただけると思います。
(現在はレバレッジは2倍に引き下げられているので、今後金価格が下落局面を迎えてもここまでひどい結果にはならいはずですが・・)

のり柴犬
のり柴犬

これが金鉱株レバレッジETFのおそろしさよ。

NUGTのメリット、デメリット

チャートから見るNUGTのメリットとデメリットになります。

メリット

  • 上昇局面では、金鉱株ETFの2倍、金ETFの4~5倍ほどのリターンを得られる。

デメリット

  • 長期的なパフォーマンスが最悪。
  • 下落局面で持ってると死ぬ。

金鉱株ETF自体が金価格の下落に弱い傾向にあるため、NUGTはそれをもろに受けてしまう印象です。

のり柴犬
のり柴犬

そもそも、金鉱株自体がハイリスク・ハイリターン。

NUGT 1か月運用結果 2020年7月8日~8月2日

実際にのり柴がNUGTの購入を開始してから、1ヶ月経過した運用結果を御覧ください。

▼現在の保有株数

30株

運用資産全体の3%くらいを保有しています。

▼トータルリターン (評価損益+売却益)

NUGT7月のトータルリターン

1ヶ月でおよそ+14%の利益がでました。

基本的にはガチホではなく、上がったら少し売る、下がったら買い増す、という感じで運用しています。

▼売買履歴

NUGT7月の売買履歴
NUGT7月の売買履歴

月の後半で結構買い増しました。

という感じで、とりあえず1ヶ月運用してみた感じ悪くなさそうです。

のり柴犬
のり柴犬

普通に金投資するより、リターンは出てるっぽいな

NUGTを購入できる証券会社

NUGTは楽天証券で買付可能です。

のり柴も楽天証券で買い付けております。

楽天証券の詳細は以下からどうぞ。

楽天証券の詳細はこちら

まとめ

NUGTのまとめになります。

  • 4月1日からレバレッジが2倍に引き下げられ、値動きはマイルドになった。
  • コロナショック直後からのパフォーマンスは良好。
  • 金価格の上昇局面では、およそ4~5倍のリターンが得られる可能性が高い。
  • 金価格の下落局面では、-4~5倍では済まない可能性が高い。

以上のことから、ズバリNUGTはこんな人向けの銘柄だと言えます。

  • 金価格が今後暫くは上昇すると確信している人。
  • 金価格の下落トレンドへの転換を察知し、速やかに撤退できる人。
  • 金鉱株銘柄全体に分散して投資したい人。

のり柴的には金価格の上昇トレンドはまだまだ続くと思っており、
金の上昇をなるべく大きく享受したいので引き続きNUGTに投資を続ける予定です。

とはいえ、しっかりと出口戦略と立てておかないといけない銘柄ではあると思うので、コロナウィルスのワクチンが完成するタイミング、米国の金融緩和政策が終わるタイミングあたりを目処に少しづつ投資額を縮小させていく予定です。

以上です。

あくまでNUGTを推奨しているわけではないので、
金に投資する場合こういう選択肢もあるというくらいの参考にしていただければ幸いです。

のり柴犬
のり柴犬

ちょっくら今から金掘ってくるわ。

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金鉱株2倍レバレッジETF「NUGT」ざっくり解説。

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