2024年9月17日
この記事はintel系CPUの不具合の修正パッチを当てる前に書いた記事になります。
最新BIOSでは当記事内の検証結果など変わってくる可能性がある点ご留意ください。
てか未だに修正BIOSに更新してませんw
更新したらどう変わるのか検証記事書くかもです。
こんにちはのり柴です。
新年早々、こんなん買っちゃいました!
昨年発売されたIntel第14世代CPU「core-i7 14700K」と現行最強クラスの空冷クーラーと名高いDeepCool「ASSASSIN Ⅳ」になります。
そこで今回は14700Kの性能や、空冷クーラーでも快適に使える設定の方法、ASSASSINⅣの外観や、冷却性能などをレビューしていきたいと思います。
- i7-14700Kの性能が知りたい。
- i7-14700Kは空冷で冷やせるのか知りたい。
- ASSASSINⅣの冷却性能が知りたい。
といった方の参考になれば幸いです。
新年早々大散財!
ざっくり特徴
【CPU】Intel core-i7 14700K
CPUは約2年ほど使用していた「12600K」から「14700K」への乗り換えになります。
14700Kのざっくりした特徴は以下のとおりです。
- Intel第14世代CPU
- Pコア8個 Eコア12個 の計20コア搭載。
- クロック数 Pコア最大5.6Ghz Eコア最大4.3Ghz
- 最大消費電力 253W
- Intel Application Performance Optimization(APO) 搭載。
となっております。
14700Kは、13世代の13700KからEコアが4つ追加されており、他のK付きモデルと比べて正当な進化を遂げております。
また、APOというゲーム性能を向上させる機能が搭載されている点も特徴の一つです。(現状対応しているタイトル2024年1月現在は2タイトルのみ)
【空冷クーラー】Deepcool ASSASSIN Ⅳ
空冷クーラーはDeepCoolの「AK500」からの乗り換えになります。
ASSASSIN Ⅳのざっくりとした特徴は以下のとおりです。
- 140mmファンと120mmファンを搭載した現行最強クラスの空冷クーラー。
- キューブ型の洗練されたデザイン。
- ファンの回転数を「パフォーマンスモード」「静音モード」の2種類から切り替え可能。
- 追加で120mmファンを増設可能
先代のASSASSIN3からデザインが大幅に刷新され、スタイリッシュな外観となっており、最強クラスの冷却性能も引き継がれております。
現行最強空冷で冷やしきれるのか?!
取り付け外観
CPUと空冷クーラーを換装したらこんな感じになりました。
ASSASSINⅣの圧倒的クソデカ存在感w
キューブ型の形状をした非常に洗練にされた形状をしてはおりますが、ケースからはみ出でんばかりのバチクソ巨大なサイズ感となっております。
この大きさでありながら、メモリ側にファンが付いていないのでメモリとの干渉は一切ありません。
ただし、グラボ(ASUS TUF4070Ti)との隙間はほとんど無く、紙ペラ一枚がやっと通るくらいしかないので、グラボを外す際はかなり面倒くさそうです。。
ケースはASUSのPrimeAP201を使用しているのですが、サイドパネルとの隙間はまだ少し余裕があるので、閉じるのは特に問題ないです。
小さいケースには入りませんな。
CINEBENCH R23
続いてはベンチマーク結果になります。
まずは定番のCINEBENCH R23 のスコアと最高温度を計測してみました。
電力制限なし、253W制限、200W制限、160W制限でそれぞれ計測してあります。
電力無制限
スコア「31652」 最高温度「100℃」
電力無制限だとワット数は320近く出てますねw
MTP=TDP=253W
スコア「31322」 最高温度「100℃」
256Wに制限をかけても無制限とスコアはほぼ変わらずですね。
MTP=TDP=200W
スコア「30252」 最高温度「100℃」
MTP=TDP=160W
スコア「28469」 最高温度「90℃」
いや爆熱過ぎwww
ASSASSIN4であればもうちょい冷えるかと思ってたのですが、うちの環境だと200Wまで下げても余裕で100℃に達しちゃってますw
160Wに制限をかけてやっと90℃台まで抑えられる感じですね・・
スコアも巷で公開されているものだと34000くらいは出ているのに、明らかに低いです。。
さすがに熱すぎるw
低電圧化
というわけで、電力制限以外に発熱を抑える方法がないか調べてみたところ、低電圧化するのが良さそうです。
デフォルトのBIOS設定だと余計な電圧がかかりすぎているため、設定を変えて少し電圧を下げてあげることで、パフォーマンスが改善するようです。
設定手順
すみません、だいぶ前に検証したのでどうやったのか忘れちゃいましたw
思い出したら追記します。
結果
MTP=TDP=253W 低電圧化(offset -0.17v)
スコア「33111」 最高温度「100℃」
MTP=TDP=200W 低電圧化(offset -0.17v)
スコア「31717」 最高温度「93℃」
おお!かなり効果ありです!
253Wでは相変わらず100℃に達してしまってますが、スコアは33000台まで改善しました。
200Wにおいてもスコアは31000台まで改善し、温度に関しても90℃台で収まりました。
14700KをASSASSIN4で運用するのであれば、電力制限は200W前後、低電圧化をして運用するのが良さそうです。
低電圧化の効果大!
FF14ベンチ
続いてFF14ベンチでゲーム性能がどれくらい向上したか見てみます。
グラボは「RTX4070ti」で電力制限は200Wにしてあります。
4070Tiの検証記事は以下にありますので良かったら合わせて御覧ください。
結果はこんな感じです。
・・いや、12600Kのときのスコアと全然変わってないんだが。。
4K解像度だとCPUの影響はあまりないようなので、12600Kのときのスコアとほぼ変わらずでした。。
最高温度に関しては70℃台と発熱は抑えられておりますが、残念ながらCPUをグレードアップする恩恵はほぼないようです。。
悲しい
ファンを増設してみる。
ちなみに、ASSASSINⅣは120mmのファンを増設することも可能です。
試しに15mm厚のファンをとりつけた場合と、25mm厚のファンを取り付けた場合の冷却性能もテストしてみました。
リアファンの25mmファンを流用する都合上、すべてリアファンなしの状態で検証してあります。
追加のファンはNoctuaの「NF-A12x25」と「NF-A12x15」を使用しています。
ファンなし(200W制限 低電圧化 offset -0.17v)
リアファンを外した状態で再度CINEBENCHで計測してみました。
結果、最高温度は「92℃」でした。
ん?・・リアファンありより1℃下がってるw
1℃は微差ではありますが、このケースにおいてはリアファンはつけててもつけてなくても対して変わらんっぽいです。
120mm x 25mmファン(200W制限 低電圧化 offset -0.17v)
続いて、25mm厚のファンを増設し計測してみました。
120mm x 25mmファンを取り付けるとこんな感じです。
メモリのLEDは3つ分が隠れてしまいますが、干渉は特にありません。
結果は以下のとおりです。
最高温度は「88℃」となり、ファンなしよりも5℃も下がりました!
ファン追加はかなり効果大です!
120mm x 15mmファン(200W制限 低電圧化 offset -0.17v)
次に120mm x 15mmファンを取り付けて計測してみました。
取り付けるとこんな感じです。
メモリのLEDは2つ分が隠れる感じです。
結果は以下のとおりです。
最高温度は「89℃」となり、25mm厚のファンよりも1℃高くなりましたが充分な効果はありました。
25mmファンを取り付けるのはあり
騒音性
最後の騒音性に関してですが、ASSASSIN4は結構うるさいです。
ファンの回転数を最大の1700rpmにすると「プオーーーーン」かなり高音寄りな風切音がするので体感的にも結構うるさく感じます。
静音性を重視する人にはあまり向かない空冷だと思います。
結構うるさいよ
まとめ
というわけで、14700KにASSASIN4を乗っけてみた結果でした。
電力制限かけて電圧も下げないと最強クラスの空冷クーラーでも運用は厳しいですねw
というかこの記事書いてる途中でしばらく放置してたんですが、IntelCPUの不具合問題が発生してたりでなかなかカオスな状況になってますねw
修正BIOSも公開されてるみたいなので今度修正パッチ当ててどう変わるか検証してみたいと思います。
ではまた~
放置しすぎだろ
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