こんにちは、のり柴です!
久しぶりのブログ更新ということで、まずは近況を・・
はい、NFT作ってました!w
9月の頭くらいから当ブログのマスコットキャラクターのり柴犬をモチーフにしたドット絵作品のNFTを作って販売しておりました。
↓のり柴の作品はこちらから見れます。
>>opensea-norishiba-collection
なにやってんの。
作品は「Opensea」という世界最大のNFTマーケットを利用し出品しているのですが、
このOpenseaを利用する上でいくつか注意したほうがいいなと思うことがあったので今回はそれを共有したいと思います。
「OpenseaにNFT作品を出品したいけど気をつけることある?」
「わいはこれからNFT作家デビューして世界に羽ばたくんや!」
といった方々の参考になれば幸いです。
NFTはたのしいぞ。
NFTとは
いまさらNFTとはなんぞやってのを説明するのも野暮ですが、まずは超ざっくり説明すると、
NFTとは、Non Fungible Token(非代替性トークン)の略で、
ブロックチェーン技術を使い、画像や動画、音楽などのさまざまなコンテンツに、偽造できない証明書みたいなもんを付与することができます。
あなたが作ったイラストや動画、音楽作品などNFT化することにより、その作品があなたが作ったものですよと証明できるようになったのです。
デジタル鑑定証みたいなもんかね。
Openseaとは
次に、Openseaについて軽く説明します。
Openseaとは世界最大のNFTマーケットプレイスになります。
全世界幾多のNFTアーティストがこのマーケットに出品し、活発な取引が日夜盛んに行われています。
一部の著名なNFT作品は数億円で取引されるなんてことも・・
この絵が16億とか、ぶっ飛んでるな。
すでにNFT作品を制作されている方はこのOpenseaを利用されてる方が大半だと思います。
これからNFTを初めてみようという方も、まずOpenseaに出品するというのが一般的になっています。
今後もこのOpenseaがNFT市場の中心となっていくのはほぼ間違いないかと思います。
他にもNFTマーケットはあるけど、とりあえずOpensea一択。
Openseaを利用する上での注意点
前置きはこの辺にしておいて、実際にわたしがOpenseaを約1ヶ月利用して実際に感じた注意点や知っておいたほうがいいことを以下にまとめます。
- イーサリアムチェーン版とポリゴンチェーン版の違い
- ロイヤリティ設定について
- 作品名や作品説明に関する注意
- 購入者予約の方法
- 偽サイトに注意!
順番に解説していきます。
イーサリアムチェーン版とポリゴンチェーン版の違い
Openseaはイーサリアムチェーン上に構築されたプラットフォームです。
作品を出品する際は「イーサリアムチェーン」に出品するかレイヤー2ソリューションにあたる「ポリゴンチェーン」に出品するか選ぶことができます。
とりあえずこの2つから選ぶ感じ。
どちらのチェーン上に作品を出品するかは非常に重要で、
売れるかどうかにも直結してきますので慎重に選ぶ必要があります。
それぞれのざっくりした違いは以下のとおりです。
イーサリアムチェーン | ポリゴンチェーン | |
・対応通貨 | ETH、WETH | ETH |
・ガス代 | バカ高い | ほぼ0 |
・利用者数 | 多い | 少ない |
・オークション出品 | 可能 | 不可 |
・1作品をまとめて複数生成 | 不可 | 可能 |
それぞれできることとできないことがある。
対応通貨
作品を出品する際の価格設定はどちらのチェーンも基本的にETHで設定することになります。
ただし、イーサチェーンでは以下の場合、WETHでないと支払うことができないため、ETHをWETHにコンバートする必要があります。
- オークションでの支払い時
- オファーでの支払い時
ETH→WETHへのコンバートは支払い時にOpensea上で行うことができますが、別途ガス代がかかり購入者の負担になってしまうため注意が必要です・・
WETHめんどくさい。
ガス代
次にガス代に関してですが、ガス代は出品者と購入者をともに悩ませる大きな問題です。
・イーサリアムチェーンの場合
イーサリアムチェーンに作品を出品する際は初回の手数料として、高額のガス代を支払う必要があります。
現在の日本円でいうとだいたい2~3万円くらいかかります;;
このおかげで、ガス代だけ払って作品が売れずに大赤字なんていうリスクが発生します。
また購入する側も、作品購入時に都度ガス代を払う必要があります。
つまり、購入時は作品の価格+ガス代がかかります。
・ポリゴンチェーンの場合
ポリゴンチェーンの場合ガス代は無料です。
初回手数料も不要で、購入時もガス代はかかりません。
手数料のリスクなしに出品することができるので誰でも気軽に出品することができます。
お試しで出品するならポリゴンチェーンかな
利用者数
利用者数は圧倒的にイーサチェーンのほうが多いようです。
また高値で取引される作品もイーサのほうが多いです。
ポリゴンチェーンで取引される方は、比較的ライトな層が多い印象で、価格も手頃な値段で出品される傾向にあります。(個人的な主観含む)
なので、作品を販売したいターゲット層を考慮し、どちらのチェーンを選ぶかよく考えたほうが良いです。
オークション出品
オークション出品とは、出品期日を設けて、期日内に最も高い価格を提示してくれた方に販売する形式です。
作品の出品時に「Timed Auction」 を選択するとオークション出品が可能です。
この出品方法ですが、イーサリアムチェーンでは対応していますが、ポリゴンチェーンでは何故か対応していません。。
ポリゴンチェーンでオークションを行う場合は、twitterなどでオファーを募集し、期日内に一番高値をオファーしてくれた方に販売するという方法で擬似的に代用することが可能です。
↓オファー募集ツイートの例
1作品を複数個生成
ポリゴンチェーン版では、NFT生成時にその作品を何個生成するか指定することができます。
一つの作品を複数個(まとめて100個とか)販売したいなどといった場合、こちらの機能を使うと便利です。
たくさん生成しすぎて在庫を抱えないようにね。
ロイヤリティ設定
ロイヤリティとは二次販売時にあなたに入る収益のことです。
例えばあなたの作品をAさんが購入したとします。
Aさんが更にその作品をBさんに販売した際に、
売れた金額の一部があなたのお財布に入るということです。
要するに転売されるとあなたにその収益の一部が入ります。
Openseaではそのロイヤリティを出品者が設定をすることができます。
デフォルトでは設定されていないので、必ず設定するようにしましょう。
設定するかしないかは任意。
以下設定手順です。
- コレクションを作成し、ロイヤリティを設定する。
- 作品出品時に作成したコレクションを指定。
具体的に手順を説明します。
1.コレクションを作成し、ロイヤリティを設定する。
まずコレクションを作成します。
コレクションとはあなたの作品をまとめる作品集みたいなものです。
ロイヤリティはこのコレクションにて設定します。
まず画面右上のあなたのアイコンをクリックし、「MyCollection」をクリック。
MyCollectionのページに飛んだら、Create a collectionをクリック。
コレクションの作成ページに移行するので、ページ中程の「Percentage fee」の欄まで画面をスクロールしましょう。
この項目が二次販売された際に何%の収益ががあなたに入るか入力する欄になります。
初期設定では0になっているので注意が必要です!
ここに、0~10%の値を入力します。(最大で10%までしか設定できません。)
パーセンテージを入力するとその下の欄に、ロイヤリティを受け取るためのウォレットアドレスを入力する欄がでてくるのであなたのウォレットのアドレスを入力します。
その他のコレクションの名前や説明などの項目は各自入力してください。
ひととおり入力し終わったらページ一番下のCreateのボタンを押すとコレクションが作成されます。
2.作品出品時に作成したコレクションを指定する。
最後に作品を出品する際に今作成したコレクションを選択し出品します。
(たぶんデフォルトで先程作成したコレクションが選択されているはずです。)
以上で完了です。これで今出品した作品が二次販売された際に自動でロイヤリティがあなたに支払われます。
ロイヤリティは購入されてから数日後に支払われる。
作品名や作品説明に関する注意
作品名や作品説明は作品を出品したあとに自由に変更することが可能です。
が、作品が購入されて、自分の手元を離れてしまうと変更することができません。
作品名に#001など作品ナンバーをつけたりすることが多いと思いますが、売れたあとにナンバーが間違ってるのに気づいたときなどは修正ができないのでご注意が必要です。
わたしも何回かやらかしました。
購入された作品をお繰り返してもらえば修正できるらしい。
予約出品の方法
予約出品とは作品を購入する人を指定することができる出品方法です。
たとえばあなたがAさんというだけ方に作品を売りたい場合、
Aさんだけがその作品を購入できるように設定して出品することができます。
予約設定をしておくことによって、出品した直後にAさん以外に買われてしまうといった事故を防ぐことができます。
以下予約出品の設定方法です。
- 出品画面の「More options」と書かれているところをクリック。
- 「Reserve for specific buyer」にチェックを入れる。
- アドレスを入力する欄がでるので、売りたい方のアドレスを入力。
上記のように設定することによって、販売したい方を指定することができます。
(他にも特定の方に作品を売りたい場合、オファーをもらって販売する方法がありますが、イーサチェーン上の作品は余計なガス代がかかったり、WETHでの支払いになってしまうなど色々面倒なので場合によっては予約出品のほうが何かと便利だったりします。)
結構便利な機能。
Openseaの偽サイトに注意!!
Openseaには偽サイトが存在するようです・・
偽サイトにウォレットを接続すると、シードフレーズの入力を求められたりと、あなたのウォレットの資産が盗まれてしまう可能性が非常に高まります。
実際に、わたしがtwitterでフォローしている方が、偽サイトに接続してしまい資産の一部を盗まれるという事件が先日ありました・・
かならずOpenseaの公式のサイトかどうか確認してからウォレットを接続するようにしましょう。
Openseaの公式ツイッター→(@opensea)
まじで気をつけて。
まとめ
以上、Openseaを利用する上での注意点まとめでした!
Openseaは世界最大手のNFTマーケットプレイスでありながらも、結構使いづらいところや分かりづらいところが多いので、NFTを始めたばかりの方には少しハードルが高い部分もあります。
特にイーサチェーンとポリゴンチェーンのどちらに出品するかは、作品が売れるかどうかに直結してきますので、今回の記事を参考に少しでも多くの作品が世に出ることを祈っております。
以上、参考になれば幸いです。
君もNFTにチャレンジ。
国内仮想通貨取引所でETHを購入するなら。
ちなみに、Openseaの取引で使われるETHを国内の仮想通貨取引所で購入するなら、bitbankがおすすめです。
板取引に対応しており、他の取引所と比較しても非常に少ない手数料でETHを購入することができます。
Openseaでの取引はETHが必須なので、まだbitbankに登録していない方はこれを機に登録しておくことをお勧めします。
また、以下の記事にて私の仮想通貨取引所の使い分け方を紹介していますので興味のある方はよかったらご覧ください。
ではまた~
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